中年普通リーマンとポルシェ

さて、遡ること2年前、ポルシェ718ケイマンを愛車にしました。月並みな、いつかはポルシェに的な想いはあれど、実現しようとすると普通するぎる年収の勤め人にはハードルは果てしなく高い。さりとて、最近はおクルマの価格も上昇し、軽で200万越え、コンパクトカーでもハイグレードモデルは300万超えもあたり前になってきているので、意外に買えるかもと思い高年式の認定中古車を探し始めました。前車の車検までにはと思いつつ、最大の難関であるパートナーの了解を得る必要があるのでありました。とかくスポーツカーと呼ばれるものは、多くの女性に評判がよろしくないものです(多分)。ベースモデルであれば、走行距離とオプションの装備状況(スポーツクロノパッケージはポルシェのアイコンのようなものなので、できればありがいい)で幅あれど、600万〜な感じ(今、2023年だと年式は古くなっているにも関わらず、当時と同じ価格帯ではもはや買えない、あの時決断してなければ一生買わなかった可能性が高い)。

探し始めてよさそうな個体がいつくかあり、その中もでベースモデルの718ケイマンに絞って検討していましたが、ポルシェセンターの認定中古車で条件にあうモデルがあり、1点突破で妻を連れて実車を見に行きました(本当はMTがよかったのですが、数がそもそも少ないのと、MTの運転はできるとはいえ絶対ATがいい妻という条件で、AT (というか正確にはPDK)を選択することに)。結果的にはその場で、認定中古車のベースモデルの718ケイマンを契約したわけです。もっともコンパクトなモデルとはいえ、存在感は流石にポルシェで、彼女はその流麗な外観でOKを出してくれたのだと思います。実際、実車を見に連れて行くのはプレゼンをする上でこの上ない訴求力がありますな(逆もまた然りで、気に入ってもらえない場合は逆効果)。

そんなこんなで、ポルシェを愛車とした日々が始まりましたが、買うところまではお高めのミニバンの価格帯とさして変わらないので、問題ないとしても、問題は維持費です。実際どうなのかというところを別の記事で書きたいと思います。

ターンパイク大観山駐車場から望む富士山